ベルグリーンワイズ×ファーストパック ~“青果”と“花”のプロがひとつに。フレッシュ革命、始まる!~ 特 集 秋・冬号 Autumn & Winter vol.015 2025年 BELLE TIMES 青果物・花包装情報誌 ベルタイムス
ベルタイムス 2025年 秋・冬号 1 ベルタイムス vol.015 CONTENTS 02 ベルグリーンワイズ×ファーストパックの 新しい挑戦 05 FPEL BIO&FRESH ご採用事例 [ お客様の声 ]〈東京都〉東京建物株式会社 様 07 FPEL BIO&FRESH ご採用事例 [ お客様の声 ]〈静岡県〉株式会社プランツ様 09 FPEL BIO&FRESH ご採用事例 [ お客様の声 ]〈滋賀県〉京都花壇株式会社 様 11 FPEL ご採用事例 [ お客様の声 ]〈宮崎県〉木村農園 様 13 栄養機能食品/栄養強調表示 ご採用事例 [ お客様の声 ]〈福井県〉三つ星株式会社 様 15 オーラパック ご採用事例 [ お客様の声 ]〈神奈川県〉相鉄ローゼン株式会社 様(磯子店) 17 オーラパック ご採用事例 [ お客様の声 ]〈熊本県〉株式会社ゆう菜 様 19 オーラパック ご採用事例 [ お客様の声 ]〈新潟県〉新潟中央青果株式会社 様 21 購買に繋げる売り場づくり [ ベジメータ測定イベント ]〈東京都〉JA東京アグリパーク 様 23 STOP!フードロス活動 店頭イベント協賛企業 [ お客様の声 ]〈愛知県〉AT Farm様 /2025年 秋・冬号 購読のお申込みは こちらから お客様の声、導入事例も ホームページにて公開中! ベルマガ! ベルグリーンワイズが旬な情報 お得なキャンペーンなどを お知らせするメールマガジン 特 集
2 ベルグリーンワイズ × ファーストパック 令和7年4月1日より、株式会社ベルグリーンワイズと切り花用鮮度保持袋メーカー株式 会社ファーストパックは、機能統合をスタート。野菜と花、一見異なるようで、“鮮度を守る” という価値で共通する2つの業界。その可能性をひらく新たな取り組みが始まっています。 サービスの向上及び業務の最適化、諸環境の変化への対応を図っていきます。 これまでの両社の経験や得意とする分野を取り入れ、一層強化することでシナジー効 果を創出し、より機動的な活動を展開していくことを目的としています。 1. 統合の目的 News 現ファーストパックの企画・開発・販売の機能をベルグリーンワイズに統合し、双方の強 みを活かした新製品の開発及び販売促進を含む販売活動を一層強化します。 現ベルグリーンワイズの購買及び生産の機能をファーストパックに統合し、双方の経験 や仕組みを取り入れ、共同で購買・製造プロセスを最適化いたします。 ベルグリーンワイズは販売元、ファーストパックは製造元という立場にてより専門性を 高め、双方の活動を展開して参ります。 2. 統合の内容 企画・開発・販売部門 購買・製造部門 機能統合後の体制 野菜と花に、もっと鮮度を。 ベルグリーンワイズ × ファーストパックの新しい挑戦 野菜と花。 守る対象は違っても、 鮮度への想いはひとつ! 詳しくはこちらのHPをご覧ください▶
ミッション届ける力になろう。もっと笑顔を咲かそう。 お花を贈るとき、受け取る相手はもちろん、渡す人にも喜びや笑顔が生まれている。そんなリアルなコミュニケーション が心を温かく、明るくします。大切な人に贈りたい、感謝の気持ち。愛情をちゃんと形にする、心からのメッセージ。 お花をいきいきさせ、広めていくことで美しい心を「届ける力」になりたい。そして、笑顔が次々と咲いていく世の中を めざしています。 プロジェクト とは? あなたが 地球温暖化防止 を買う 活動団体への寄付になる お花と地球が やがて、その笑顔は 笑顔を咲く あなたと未来の 子供たちの元へ届く ベルグリーンワイズはこれからも、“袋で守る”という技術と、“価値を届ける”という 想いを大切に、青果・花、そして社会に貢献する企業を目指します。 また一歩、新しいステージへ。 製品の詳細・販促支援のご相談・寄付プロジェクトの お問い合わせは、営業担当までお気軽に。 野菜と花、そして人に笑顔を。 「パッケージの力で、花に・人に・地球に笑顔を」 それがベルグリーンワイズの想いです。 #1 FLOWER for 1 SMILE#は ボランティア団体・NPO 等の組織が行う 地球温暖化防止活動を商品の売上の一部を使って 支援するプロジェクトです。 支援活動のパートナーは 公益社団法人国土緑化推進機構が運営する 「緑の募金」です。 FPEL_BIO&FRESH1枚につき 1円を寄付することを通じ 地球温暖化防止活動に役立ちます。 1枚につき1円を 地球温暖化防止活動の支援へ FPEL_BIO&FRESH フラワー事業のご案内 笑顔が次々と咲いていく世の中を目指して ベルタイムス 2025年 秋・冬号 3
鮮度以外にも野菜と花の共通点は沢山! 包装の工夫必要 野菜と花、そして人に笑顔を。 また一歩、新しいステージへ。 売り場の工夫が必要 「FPEL」フィルムは、お花の中にある水分子を単分子化させるこ とにより、細胞の水分子浸透性が増加し、保水性が維持されます。 水分子を単分子化させることで活性化を促し、水の循環もスムーズ になり、お花にストレスを与えないように働きかけます。 このフィルムは生鮮食品等にも使用されている安全なフィルムです。 FPELスリーブでお花を包むことによって植物内に含まれる水分にフィルムが直接働きかけ、 細胞内の水分子を活性化させお花をいきいきさせます。 水揚げ促進 水分子の活性化により、水揚げを促進することで、お花をいきいきと させることができます。 ※フィルムを花瓶に入れることで、スリーブを外した後でも効果を発揮します。 水分子の活性化により、お花の保水性を維持し、お花のしおれ (蒸散)を抑制します。 糖類 エネルギー 一般包装 吸水 吸水 水分子 一般包装 一般包装 水分子の活性化により水の循環をスムーズに促すことで、糖などの エネルギーを効率よく使用し、エネルギー源の枯渇による品質の 低下を抑制します。 栄養分の維持 保水性の維持 01 03 02 FPELの機能鮮度を保つしくみ FPEL の鮮度保持効果 カーネーション 一般包装 一般包装 試験初日 試験最終日 カーネーションをF-PELと一般包装のそれぞれで包み、温度10℃に管理された環境で3日間保管。 その後に温度20℃環境下で3日間保管後に包装を外し、切り戻しを行ってからさらに10日間同じ環境に保管した上で、 それぞれの鮮度劣化状況を比較しました。 ※当社で行った試験の結果であり、すべての環境下において同等の性能を保証するものではございません。 ※花卉の種類や環境等により、効果の程度が異なる場合がございます。 試験環境・条件 4
5 2022年・2023年、八重洲・日本橋・京橋エリアを訪れた人々に、無料で一輪のお花が贈られ、 その花たちはFPEL_BIO&FRESHに包まれて配布されました。 国内外から多くの来街者が集うYNKエリアにおいて、行き交う人々を花とおもてなしの心で迎えるとともに、 イベントを通して全国の花き生産者を応援し、花需要を喚起しました。 当社の生分解性パッケージFPEL_BIO&FRESHがコンポスト処理可能・製造時にCO₂の排出量が少ない・鮮度保持機能が 高評価をいただき、昨年に続き、当イベントの花袋として2023年度にも採用されました。 ベルタイムス 2025年 秋・冬号 東京建物 株式会社 様 ▶FPEL_BIO&FRESHをご採用いただいています 東京建物株式会社様主催イベント 「Meet with Flowers」 「花」が咲かせたもの ̶ それは 自然に溢れ出す“笑顔” でした。 ※ファーストパック時の事例です イベント期間中、オフィスワーカーや 高齢者、子ども、観光客など 多様な人々が花を手にしました。 その瞬間、年齢・性別・国や文化の違いを 超えて、誰もが共通して見せたのは “自然に咲いてくる笑顔”。 お花が持つ、人の心をつなぎ笑顔を 引き出す力を改めて実感しました。
東京建物株式会社様は、日本で最も歴史ある総合不動産会社様です。 本社は東京都中央区八重洲に位置し、オフィスビルや商業施設、住宅、物流施設、リゾートなど 多岐にわたる不動産開発・管理を手がけられています。「お客様第一の精神」と「進取の精神」を 原点に、サステナブルな社会の実現を目指し、地域の魅力と価値の向上に貢献されています。 〈東京都〉 東京建物株式会社 様 お客様情報 6 記事詳細は こちら▶ 当社は、地球に優しい生分解パッケージ FPEL_BIO&FRESHをはじめ、 持続可能な社会を実現するために、 積極的に取り組んでまいります。 『届ける力になろう。もっと笑顔を咲かそう。』 を会社ミッション※として掲げた当社、 お花をいきいきさせ、広めていくことで 美しい心を「届ける力」になりたい。 そして、笑顔が次々と咲いていく世の中を めざしています。 ※フラワー関連のミッション 植物から生まれました FPEL_BIO&FRESHは、 ※PLA は主にトウモロコシやサトウキビなどの 化石資源のように枯渇することがなく 焼却/ 光合成 発酵 植物 デンプン 乳酸 樹脂 PLA フィルム コンポスト処理 微生物と太陽がある限り繰り返し再生が可能な資源です PLA樹脂の 循環イメージ 地球にやさしい生分解パッケージ FPEL_BIO&FRESH 植物由来のポリ乳酸(PLA)フィルムを 主原料としたバイオマスパッケージです。 デンプンから作られています 持続可能な社会へ このマークが目印︕ FPEL_BIO&FRESHの特徴 原材料製造時のCO₂排出量 生分解性・再生可能 FPEL_BIO&FRESHの特徴 ※左記は製造時における理論値です PET 0 2 4 6 CO₂kg/kg 4.887 4.013 2.953 1.274 PP HDPE PLA (フィルム) (フィルム) CO₂排出量が少ない (-財)化学物質評価研究機構 埋設前 31日後 40日後 ◆コンポスト中での埋設試験 〈試験機関〉 PP に比べ CO₂排出量 68%削減 原材料燃焼時の CO₂排出量比較 ※左記は化学構造からの計算値です PE 0.00 0.25 0.75 0.50 1.00 1.00 1.00 0.73 0.58 PP PET PLA PP に比べ CO₂排出量 42%削減
7 新規事業のお花の自動販売機を開始するうえで、花や緑などを提案する花業界人が先陣を切って、環境問題に積極的に取り組ん でいくべきだと思い導入を決めました。そして、お花の自動販売機用の弊社専用フラワーパックのデザインをお願いする中、同じ 時期にファ ーストパックさんがこの FPEL_BIO&FRESH を発売したと聞き、お墓参りのコンセプトと地球に 優しい生分解性 パッケージが一致すると判断したからです。 霊園等にお花の自動販売機を現在3台設置していますが、霊園等の皆様から生分解性パッケ ージのため、ごみ問題も解決でき 霊園のイメージアップにも繋がると好評でした。 ベルタイムス 2025年 秋・冬号 ごみ問題も解決でき、霊園のイメージアップにも繋がり好評 花や緑などを提案する花業界人が先陣を切って、 環境問題に積極的に取り組んでいくべき 株式会社 プランツ 様 ▶FPEL_BIO&FRESHをご採用いただいています
株式会社プランツ様は、花の産地浜松で全国各地や世界の花を扱う花問屋様です。 常に新鮮で素敵な花を探し全国各地にお届けされており ブライダルのお花、ご葬儀のお花、 デザイナーさん向けのお花など、個性豊かなお花を沢山取り扱いされています。 2021年に「てぶらでお墓参り」をコンセプトにお花の自販機事業を展開されました。 「てぶらでお墓参り」「いつでもお墓参り」を商標登録しました。 今後は全国の霊園に仏花専用のお花の自動販売機を設置していく ことが目標です。まずは、中部・関東エリアから開始していき、加盟店を 増やしていく予定です。もちろん今後も引き続きFPEL_BIO&FRESH をお花の自販機用のパッケージとして採用していきたいと思います。 弊社と「お墓参りの概念」を一緒に変えていきたいと思ってくれる花業 界の皆様と頑張っていこうと思っております。 〈静岡県〉 株式会社プランツ 様 お客様情報 8 記事詳細は こちら▶ 目標は全国の霊園に 仏花専用のお花の自動販売機を 設置していくこと コロナ禍で葬儀関係やブライダル事業が低迷している中、お墓参り需要は伸びていました。非接触型の分野が注目されて、もっ と気軽にてぶらでお墓参りに来てほしいという思いで、霊園にお花の自動販売機があれば、いつでも思いたったらお墓参りにきて くれるので はないかという発想のもとで始めました。 もっと気軽にてぶらでお墓参りに来てほしい 手ぶら君 ※ファーストパック時の事例です お花の自動販売機の 使い方紹介中
京都花壇 株式会社 様 ▶FPEL_BIO&FRESHをご採用いただいています 9 最初はファーストパック社(現グリーンワイズ)から鮮度保持機能の ある袋FPELの提案を受け、当社もお花の鮮度を維持する事がとても 重要だと思い、FPELを採用しました。 また京都花壇としては元々SDGsに関心を持ち、その中で、もっと違 う形のSDGsに沿ったようなものにできないかと色々ファーストパッ ク社と話をしたことからFPEL_BIO&FRESHの導入を始めました。 一番大きな理由としてはやはり、FPEL_BIO&FRESHは 100%植物由来だからです。他社品も「エコなバイオマスの 原料を使っていますよ」など、いろいろありますが、100%バ イオマス原料を使っているわけではなく、PPなどの部分が どうしても存在します。バイオマス原料を全体の何パーセン トを使えばエコ商品ですよと謳えていますが、しかしそれは 果たして本当にエコな商品なのかという疑問がずっとあり ました。そういう既製でできている“バイオマス原料”のもの を使いたくはなかったですね。その中で、ファーストパック 社からFPEL_BIO&FRESHの紹介を受け、それはやらない 理由はないと思いFPEL_BIO&FRESHを選びました。 ベルタイムス 2025年 秋・冬号 100%植物由来のバイオマス原料だから、やらない理由はない SDGsに沿ったものにできないか
京都花壇株式会社様は生花および園芸品の加工、卸売りならびに小売をされています。 所在地は滋賀県大津市です。 京都花壇は滋賀県にあります。 まずは滋賀県と京都地区でしっかり基盤を高めていき たいと考えています。 例えば農協さんや地 元のスーパーさんと しっかり協力しなが ら、事業展開をしてい きたいと思います。 〈滋賀県〉 京都花壇株式会社 様 お客様情報 10 記事詳細は こちら▶ 滋賀県と京都地区で しっかり基盤を高めていきたい 今のところまだ代替的に導入する段階には至ってないので、お客様の声をまだ全般的に拾えてないですが、当社用途だけでなく だけでなく、京都花壇から大手量販店様などにFPEL_BIO&FRESHを提案するときに、皆さんの反応はとても良かったです。やは り大きいところになればなるほど、そういうところに関心があって、特に100%植物由来、土に帰る生分解性という特徴に関して、 ものすごく良いと興味を持っていただいています。今後も周りの皆さんと一緒になってやって行きたいと思っています。 100%植物由来、土に帰る生分解性はものすごく良いと 興味を持っていただいています ※ファーストパック時の事例です
11 元々はファーストパック社の一般の出荷用袋を使っていましたが、FPELの紹介を受け、2022年10月頃に自家農園のスイートピー を使って、実際に鮮度保持試験を行いました。その試験結果がよかったのでFPELの導入を決めました。 実はスイートピーは気候や環境にデリケートなお花です。より新鮮な状態で届けるために、以前は収穫されたら飛行機で全国の市 場に出荷されていましたが、コロナの影響で飛行機の便がなくなり、やむを得ず陸送のトラックでの出荷に切り替えました。しか し、輸送に以前より日にちがかかって、お客様から鮮度に関するクレームが増えました。ちょうどこの時にFPELの紹介を受け、鮮 度保持試験も行ってもらい、その試験結果が良かったので、安心してFPELを採用しました。 ベルタイムス 2025年 秋・冬号 木村農園 様 ▶FPEL別注品をご採用いただいています 試験結果が良かったので、安心してFPELを採用しました 鮮度保持試験結果 一般包装
木村農園様はスイートピーの生産量が日本一を誇る宮崎県日南市にあります。 秋から春はスイートピー、春から夏はほおずきを栽培されています。 日南市は、日本有数の温暖な気候と美しい自然環境に恵まれた地域で、スイートピーの栽培に最適な場所です。 木村農園様は長年の経験と知識を活かし、種から花が咲くまでの一連のプロセスを丁寧に 管理され、手間暇かけた栽培と厳選された品種選びに拘っています。 木村農園様のスイートピーは一つ一つの花が鮮やかな色合いと豊かな香りが特徴です。 〈宮崎県〉 木村農園 様 お客様情報 12 袋にFPELのロゴを印刷しましたが、実は木村農園から直接市場に「うちは鮮度保持効果のある袋を使っていますよ」のような宣伝 などをすることはありませんでした。ただ、市場から花屋さんに届くときに、花屋さんが判断をしてくれています。リピート率など を見ると、やはりFPELの効果はあったと実感しています。 今までのやり方と考え方を突き詰めていきたいと思います。FPELの採用もそうですけど、せっかくいいものを作ったので、いい袋 を使って、いい値段で売る方が作り甲斐を感じます。また、いつになっても現状はBESTだと思わず、品質を上げるために何か新し い技術があれば、それを積極的にどんどん取り入れたいと思っています。 記事詳細は こちら▶ お客様からのリピート率などを見ると、FPELの効果はあったと実感 いいものを作ったので、いい袋を使って、いい値段で売る 木村農園スイートピー
13 栄養機能食品の商品化を考えたきっかけは、商品に付加価値をつける ことで差別化して販売したいと考えたからです。通常、白ネギはシーズ ンになると供給過多に陥り、価格が大幅に下落することが多々ありま す。そのため、単なる青果として販売するのではなく、商品に付加価値 を持たせることで価格の安定を図りたいという想いがありました。 さらに、栄養成分を分析した結果、ビタミンCと葉酸が豊富に含まれて いることが分かったため、この特性を生かし消費者に「栄養価の高い 野菜」として認識してもらうことで、より選ばれる商品にしたいと考え ました。 商品化のプロセスは容易ではありませんでした。まず、どの成分を強 調すれば良いのかを決める必要があり、品種や収穫時期によって栄養 成分が異なるため、成分分析の方法やサンプル採取の仕方を決める のに苦労しました。例えば、白い部分と青い部分では含まれる成分が 異なり、どの部分を分析対象とするかも重要な課題でした。試行錯誤 を重ね、最終的に「ビタミンCで栄養機能食品の商品化、さらにビタミ ンCと葉酸の2種類を強調表示」という形で商品化が実現しました。 商品に付加価値を付け 差別化を図る ビタミンCで栄養機能食品 ビタミンCと葉酸の2種類で強調表示の商品化 ベルタイムス 2025年 秋・冬号 栄養強調表示 栄養機能食品 畑のサプリ白ねぎ 栄養機能食品 栄養強調表示 |採用事例| 福井県 三つ星株式会社 様 葉 酸 ビタミンC 白ネギにて栄養機能食品の商品化と オリジナル印刷別注品を ご採用いただいています。 たっぷり
三つ星株式会社様は、白ネギとトマトを生産する農業法人です。 作物をわが子のように育て、環境を整えながら愛情を持って見守り、その個性を最 大限に引き出されています。生育環境を調査・データ化し、栽培に活かすことで安 定した品質を実現。栽培から選果、出荷まで一貫管理し、徹底した品質管理のもと 「三つ星クオリティ」を生み出されています。 今回取材した白ネギは、肥沃で栄養たっぷりな土壌の坂井平野で育ち、**福井県知事賞 (H30年)**を受賞。7haの農地で栽培し、11月に種まき、7月から翌年5月にかけて収穫し、 主に北陸の量販店へ出荷されています。 〈福井県〉 三つ星株式会社 様 お客様情報 14 記事詳細は こちら▶ 一昨年から企業のリブランディングを進めており、機能性表示食品や 栄養機能食品を通じた商品のブランド価値向上に注力しています。今 回の商品は、健康意識の高い消費者をターゲットにしています。少子 高齢化が進む日本において、手軽に栄養価の高い食材を摂取したい というニーズに応えることが重要だと考えています。商品を選ぶ際に 「少し食べればこれだけ栄養が摂れる」と実感してもらい、消費者の意 識を変えることが長期的な健康促進に繋がると信じています。 また、パッケージデザインもありきたりなデザインでは消費者の興味 を惹くのは難しいため「、栄養機能食品」としての特徴をアピールしな がら、売場で目を引くインパクトのあるデザインに仕上げています。 現在、トマトで機能性表示食品の取得を目指し、準備を進めています。 また、物流の変化や気候変動を考慮し、鮮度保持技術の活用も視野 に入れ、変化する市場へ柔軟に対応していきたいと考えています。 さらに「、ミニミニ野菜シリーズ」の展開もスタートしました。カラフル なミニトマトやミニきゅうりなど、小さくて扱いやすい野菜を揃えるこ とで、忙しい人でも手軽に野菜を取り入れられるようにするのが狙い です。これからも高品質な野菜を安定して供給しつつ、消費者の健康 を支える新たな商品開発に挑戦し続けていきます。 栄養価×手軽さ 包装で新たな食の提案を
15 オーラパックを使用することで、売場の鮮度感が向上 し、お客様にも安心してお買い求めいただける環境 が整ったと感じています。また、近年注目されている “スぺパ”の流れにも対応しています。スぺパベジ、つま りミニサイズの野菜は、一人暮らしや少人数世帯向け に需要が高まっており、使い切りやすいサイズで販売 することで食材ロス削減にもつながります。オーラ パックを活用することで、スぺパ商品の鮮度を保持し ながら、売場の限られたスペースを有効活用できるの も大きなメリットです。 オーラパックで鮮度を守り ”スぺパ”にも対応 オーラパックを導入したのは、センター加工を経た商 品でも店頭で鮮度を維持し、より良い状態で販売で きることが決め手となりました。一般の袋と比較して 水滴の発生が抑えられ、袋の透明度が高いため、店頭 での見た目の印象が向上しました。 また、多少コストは上がるものの、廃棄ロスの削減や 売場の鮮度維持に寄与するため、導入のメリットを感 じています。 廃棄ロス削減 鮮度保持を両立 包装にこだわり、「鮮度」を大切にした売り場作りを ベルタイムス 2025年 秋・冬号
相鉄ローゼン株式会社は、神奈川県を中心に50店舗を展開する相鉄グループのスーパー マーケットです。「鮮度」を重視した商品管理と安全・安心な品揃えで、地域のお客様の健康 で快適なくらしを支えています。プロセスセンターの活用や環境負荷低減の取り組みにも 注力し、食品ロス削減や持続可能な社会への貢献に推進されています。 〈神奈川県〉 相鉄ローゼン株式会社(磯子店)様 お客様情報 16 当社では「鮮度」を大切にした売場づくりを行ってい ます。加工後も高い鮮度を維持できるよう、包装資 材の選定にはこだわりを持っています。オーラパッ クはきゅうりでの鮮度保持効果を実感したことを きっかけに、セロリやカット大根にも導入しました。 さらに、JANコード印刷やパッケージデザインの最 適化など、作業効率化にも取り組みながら、見た目 と品質の両面でお客様に安心して選んでいただけ る商品づくりを進めています。消費者が手に取る第 一印象で「新鮮そう」「おいしそう」と感じてもらえ るよう、商品の見た目にも配慮しています。 見た目と品質の両面で 選ばれる売り場を プロセスセンター設立から2年が経ち、現在は取り 扱い商品の選定を進める時期に入っています。セン ター加工に適した商品、店頭で加工すべき商品、そ れぞれの最適な運用方法を見極めながら、最大効 率で売上を伸ばせるような展開を検討しています。 資材の選定においても、見た目や作業効率のバラ ンスを考えながら、鮮度保持包材の導入もしていく 予定です。鮮度保持袋を使うことでフードロス削減 にも貢献できるため、今後はその点をさらに強化 し、地域のお客様に魅力的な商品を届けていきた いと考えています。 また、STOPフードロスイベントの実施にも興味を 持っており、鮮度保持袋の活用をPRすることで、企 業としての付加価値を伝えていく機会を増やして いきたいと考えています。当社は、これからもお客 様に新鮮でおいしい野菜を届けるため、包装資材 の工夫や商品の最適化を進めてまいります。 鮮度保持袋で フードロス削減へ貢献 記事詳細は こちら▶
17 他社製品も含めていくつか鮮度保持袋の比較試験を行いました が、中でもオーラパックが一番鮮度が保たれており、コストメリッ トを感じたため導入を決めました。フレッシュな野菜をその日の うちに出荷して、消費者の元に届くまで時間がかかっても、オーラ パックで包装されていると安心感があります。 また、ベルグリーンワイズ社の「STOPフードロス」活動に賛同し、 オリジナル袋の裏面に「STOPフードロス」ラベルを印刷しまし た。近年注目されるフードロス問題は多くのお客様にとって関心 の高いテーマです。 この鮮度保持袋を通じて、環境問題に取り組む企業としての姿勢 をPRできることは、当社の強みの一つだと感じています。 オーラパックで包装されていると 安心感があります ベルタイムス 2025年 秋・冬号
熊本県の自然豊かな場所で「地下160メートルの井戸のきれいな水」と手間を惜し むことなく「100%天敵栽培」にこだわってナスを栽培されています。 また、自社で大きな選果場を持たれ、その日のうちに選果・出荷作業をされています。 農園の規模は2.0haで50棟以上のハウスがあり、九州地区にとどまらず、全国に出 荷されています。 〈熊本県〉 株式会社 ゆう菜 様 お客様情報 18 記事詳細は こちら▶ 当社では「朝どれ」のフレッシュな野菜をその日のうちに選果・出荷 することを大切にしています。野菜の鮮度は切り口を見ると一目で 分かります。そのため、新鮮さにこだわった野菜をオーラパックで 包装することで、鮮度をしっかりと保ちながらお客様のもとに届け られるため、自信を持って販売できています。 また、包装作業では「スーパーで自分がお客様として商品を手に取 る時の気持ちを考える」ことを徹底しています。店頭での見た目も 重視し、手作業で袋口をバックシーラーで留め、ナスの向きを整え ることで、美しくパッキングしています。このような工夫により、陳 列時の見栄えが格段に向上し、消費者の目を引く商品作りが可能 になりました。 鮮度が保たれることで 自信を持って販売できます 手間を惜しまない「100%天敵栽培」で、安心安全なナス作 りを実現しています。栽培には、地下160メートルから汲み 上げた清らかな井戸水、土づくりは100%馬糞を使用し、地 元熊本の大自然が育む純粋な恵みを取り入れています。さ らに、2.0ヘクタールの広大な農地と耐候性の高いハウスに より、季節や気候に左右されることなく、年間を通じて安定 した品質を保っています。 また、今後は捨てざるを得ない商品を活用して、新たな商 品化を模索しています。販売できなかった商品をドライ野 菜に二次加工することで、フードロスの削減対策につなが るのではないかと考えています。共働き世帯が増え、忙しい 日常を送る方々が多い今、ドライ野菜を活用すれば手軽に 野菜を摂取でき、調理の時短にも役立てるのではないかと 考えています。 安心安全な なす作りを実現
19 オーラパックに入れたレモンとそのままの状態で保管したレ モンを比較すると、オーラパックに入れたものは鮮度がしっか りと保たれ、みずみずしさが持続しています。裸のものは見た 目や質感に変化が見られたのに対し、オーラパックのものはフ レッシュな状態を維持していました。こうした結果からも、 オーラパックの鮮度保持効果の高さを実感しています。 新潟県産“すかっとレモン”は、春から初夏にか けての販売を予定しており、その期間も美しい 果皮の状態を保つことが求められました。特に 果皮の変色を抑えられることから、オーラパッ クの採用を決めました。 また、個包装にすることで、万が一一部のレモ ンに傷みが出た場合でも、他のレモンへの影響 を防げる点も導入の決め手となりました。さら に、大手スーパーマーケット様でオーラパックが 使用されているのを見て、実際の市場での実績 があることを知り、採用に至りました。 \ 導入の経緯 / ベルタイムス 2025年 秋・冬号 オーラパックの効果の 高さを実感しています
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 新潟中央青果株式会社様では、青果物及びそれらの加工品の総合卸売販売をされています。 1964年の創業以来、生産者と消費者をつなぐ“食のパイプ役”として、新鮮で安全な青果物を 適正価格で届けることに尽力されています。新潟の食文化と農業の発展に貢献し続ける 「食文化の創造者」として、地域社会に根ざした取り組みを展開されています。 〈新潟県〉 新潟中央青果株式会社 様 お客様情報 20 記事詳細は こちら▶ 現在、日本の農業は高齢化や後継者不足の問題に直面しています。特に生 産量の減少や天候の影響が大きく、安定した供給が難しくなっています。 当社では、生産者と市場、販売先をつなぐチームを作り、消費者のニーズ に合った商品を生産できる仕組みを整えていきたいと考えています。ま た、現在の日本は輸入品に依存しており、円安の影響で海外からの仕入れ が不安定になっています。こうした状況の中で、国産の農産物を増やし、 安定供給できる環境を整えることが重要です。新潟県産レモンの生産を 拡大し、2026年4月には正式に県の育成ブランドとして認定される予定 です。今後も、地域の農業を支えながら、国産柑橘の新たな可能性を広げ ていきたいと考えています。 近年の円安や輸入レモンの価格高騰を背景に、国産レモンの需要が高 まっています。輸入品は防腐剤を使用するため特有の貯蔵臭があります が、国産レモンは鮮度が高く、皮ごと食べられる点が大きな魅力です。 こうした市場ニーズの変化も追い風となり、新潟県内の生産者が集まり 「雪国レモン倶楽部」を結成しました。現在、28組の生産者が参加し、 2026年の本格出荷を目指しています。 国産柑橘の新たな 可能性を広げたい
21 ベジメータ®は、光を使って皮膚のカロテノイド量を測定することで野菜摂取量の状況を「ベジスコア」で数値化します。 イベントには「毎回楽しみにして来られる」というお客様が多 く、野菜の摂取量を“数値で確認できる”という点が新たな体 験価値となっています。 測定後は「もっと野菜を食べよう」と意識するきっかけにな り、実際の購買にも繋がっています。 都心エリアでは珍しい取り組みということもあり、JAならで はの“健康を意識した新しい来店動機づくり”として、他の直売 施設との差別化にも一役買っています。 2023年8月からスタートし、 これまでに計10回開催。都 心・新宿に位置するアグリパ ーク様での取り組みは、JAら しさを活かした「他にはない イベント」として、来店者から も好評をいただいています。 スコアカードや スタンプカードで リピーターの来店も 定着! スコアカードを持参される方が2割以上、 4回以上の参加で配布する景品も毎回ほぼ配布終了となるなど、 高い関心と効果が見られました。 イベントを定期開催 JA東京アグリパーク様にて、 ベルタイムス 2025年 秋・冬号 購買につなげる売場づくり リピーター増、 購買の動機づけにも
JA東京グループをはじめとした全国各地の農 業関係団体が、週がわりで、地域の特色を生か したイベントを行い、皆様に“農業の魅力や重 要性”、“地産地消の大切さ”、“東京産や各地の 農林水産物の魅力”を楽しく、親しみやすく発 信しています。 測定イベントを通じて、毎回来店されるリピーターの方が 増えています。特に複数回参加されている方は、野菜の 摂取についての意識が高まっていると感じます。 また、従業員自身も毎回測定を行うことで、野菜摂取に 対する意識が高まり、自身の健康にも気を配るようになり ました。アグリパークの敷地が限られているため、スペー スの確保や開催時間の調整に課題はありますが、今後 は店頭での測定実施も視野に入れ、さらに多くの方に体 験していただけるよう取り組んでいきたいです。 将来的には、店内では収まらないほど人気のイベントに なってくれたらと願っています。 〈東京都 〉JA東京アグリパーク 様 お客様情報 22 参加者からは、 「次は夫を連れてきます」「野菜を多く摂るようになった」 「先月足りなかったので、今月は意識してみた」など、 測定によって食生活への意識が継続的に変化している様子が 多数見られました。 小松所長より 継続開催が数値の改善に直結(2024年度の測定結果) 継続して参加したお客様の推定野菜摂取量が初回から約33g(約1割)増加 野菜摂取が十分とされる「A判定」の比率も34%から最大42%まで上昇! イベント継続開催がもたらす 野菜摂取量の変化 JA東京アグリパーク 記事詳細は こちら▶
道の駅とよはし様で開催された「やさいバスマルシェ」に参加し フードロス削減を呼びかけました STOP! フードロスに 関してはこちら (株)ベルグリーンワイズは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。 〒460-0007 名古屋市中区新栄2-42-28 (本社5F) 技術・開発拠点 未来創造 Lab https://bellegreenwise.co.jp/ 株式会社 ベルグリーンワイズ 新栄町 地下鉄東山線 若宮大通 広小路通 イオンタウン 千種 本 社 千 早 〒460-0007 名古屋市中区新栄2-42-28 Te(l 052)238-1413 本 社 〒063-0804 札幌市西区二十四軒4条5丁目1-8 SAKURA-KOTONI 3階 Te(l 050)3501-0071 札 幌 オフィス 〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-11-1 明治安田損害保険ビル 2階 Te(l 050)3501-0071 東 京 オフィス 東京オフィス 都営新宿線 淡路町 靖国通り 神 田 〒532-0011 大阪市淀川区西中島4-13-24 花原第3ビル 4階 402号室 Te(l 050)3501-0072 大 阪 オフィス 大阪オフィス 阪急京都線 南 方 西中島3 西中島4 札幌オフィス 函館本線 地下鉄東西線 琴 似 琴 似 二十四軒 北5条手稲通 〒812-0013 福岡県福岡市博多区博多駅東2丁目5-1 アーバンネット博多ビル4階 106号室 Fax(052)238-1418 Te(l 050)3501-0072 福 岡 オフィス 福岡オフィス 当社では、鮮度保持袋を活用したSTOPフードロス活動を 実施しています。その活動を通して、流通や店頭での鮮度 を保ち、家庭でも鮮度保持袋のまま保存するように伝える ことで、おいしさと栄養価が守られ、フードロス削減に繋が ることをお客様に呼びかけています。 お立ち寄りいただいた皆様には、 「生産者がこだわりを持って鮮度を保っていることが伝 わった」「オーラパックを使えば、より長く美味しく食べられ ることが分かった」「鮮度保持がフードロス削減につながる ことを知り、今後意識してみようと思った」など前向きな意 見を多くいただきました。 詳しくはQRコードから チェックしてね♡ AT Farm 様 愛知県 STOPフードロスイベントにご興味の ある方はお問い合わせください! 来場者の皆様にベジメータを体験 していただき、約150名の方に測定 を行いました。 フードロス活動 STOP! フードロス問題をみんなで考えるきっかけに 鮮度を守る 特別な袋で 2025.8 JR 中 央本 線 鶴 舞 中央 通り 東京メトロ丸ノ内線 大阪メトロ御堂筋線 西中島南方 新御 堂筋 環 状 線 博 多 住 吉通 り 鹿児 島本 線 那珂 川 御笠 川 博多 川 山陽 新幹 線 筑紫 通り 中比 恵公 園通 り
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