導入事例

取引先である種苗メーカー様より、当社で栽培しているほうれん草には「ルテイン」の成分が豊富に含まれているため、機能性表示食品の届け出を出してみませんか？とお話をいただいたことがきっかけです。ほうれん草と1つのくくりにしてしまうと違いが明確にはなりませんが、実際に弁天丸ほうれん草の成分を計測すると基準値を超えており、せっかく販売するのであれば差別化を図り、付加価値のつけたこだわりのあるほうれん草を出荷しようと考えたからです。

※「弁天丸ほうれん草」はタキイ種苗様が開発したファイトリッチシリーズのほうれん草の品種です

まだ販売はしておりませんが、既存のスーパー様にお客様に対して案内してもらい、寒くなりほうれん草の糖度がぐっと上がる、12月下旬～3月中旬までの間、定期的に案内していきたいと考えています。
ほうれん草はトータル的に見て色々な栄養素を持っています。
光による刺激から目を保護するとされる網膜（黄班部）色素を増加させるルテインは、日頃から事務仕事などで目を酷使されている方に食べてもらいたいです。「弁天丸ほうれん草とは何か」ということや、弁天丸ほうれん草は一般的なほうれん草とは違い「目にいいんだな」ということをお伝えできれば、ほかの生産者の方にも広がっていくかもしれないと考えています。

特に買い物に行かれるのは女性が多いという点から、女性の目を引きやすいかわいらしいパッケージにしました。単純に「ほうれん草」というシンプルな活字より、イラストがあった方が興味を持ってもらいやすいためです。
野菜のパッケージでピンク色は珍しさがありますし、中に入るほうれん草の緑色が生きてくるため「このほうれん草何かな？」と売り場で目を引くことができるデザインにしました。
「弁天丸ほうれん草」という商品名の通り、弁天様を印刷して売場で最高に目立つパッケージに仕上げました。

近年、高齢化によって生産者の方自体が減少傾向にあり、今までのように野菜や果物を作り続けることが難しくなっています。
野菜を栽培できる土地で空いているところがあったら、畑を借りて有効活用できないかというお話になり、元々地元に住んでいることや、農家様ともつながりがあったため、空いている畑を貸してもらえませんか？という話から自社農園が始まりました。愛知県の一宮市と稲沢市に自社農園があり、役所に申請を出し、地主様とも契約を交わしています。
現在は、オクラとほうれん草をメインで栽培しており、今後は、豆系（スナップエンドウかスナックエンドウか）やなばなの栽培にも挑戦していこうと考えています。