市場にベビーリーフを出荷していたのですが、夏場になると包装した翌日にとろけが発生することがありました。調査したところ、業者の方が商品を引き取って帰る際に常温の車で運んでおり、常温での放置時間が長すぎたのが原因だと判明し、鮮度の落ちやすいベビーリーフでも鮮度保持できる袋はないかと探していたところオーラパックを見つけました。サンプルをいただき、従来から使用していた一般防曇袋と比較をして鮮度試験を行った結果、目に見えてとろけが減ったためオーラパックの導入に至りました。
当社では主に卸売業者と直売所に出荷しています。直売所で商品が売れるタイミングは1週間のうちで土日が多いですが、その2日間に合わせて収穫するのは難しいです。しかしオーラパックで包装すると、先に収穫をして冷蔵庫で保管しておいても14日間ほど鮮度が保持されるため、出荷量の調整がしやすくなりました。
また、店舗販売の際にLED照明が当たり、野菜が蒸散しやすく袋内が結露して見栄えが良くなかったのですが、オーラパックは、ほぼ結露することもなく見栄えも良いままなので、店舗での棚持ちや販売率も上がりました。
袋のコスト面よりも商品が1袋売れなかった際の損失の方が大きいため、オーラパックには価格以上のコストメリットがあり、効率的な販売が可能になっています。
この地域は耕作放棄地が多く、お世話になっているこの地域でどうにか農業の分野において社会貢献が出来ないかと考えていました。当社は船舶のポンプを製造している会社のため、そのノウハウを生かし水耕栽培の設備を自社で設計し販売できないかと考えたのがきっかけです。
また、毎月実施している鮮度試験のデータは重要な情報として蓄積しています。当社は葉物野菜に特化した設備を販売していますが、設備を販売するにしても商品が売れていないと信憑性に欠けるのではないかという思いがありました。野菜を売れるようにするには、鮮度保持の部分を突き詰めていくしかないと思い、包材にもこだわり、毎月自社で鮮度保持試験を実施し、データを蓄積しています。蓄積したデータを実際にお客様に提示することで鮮度保持袋を活用することの重要性の理解につなげています。
設備を購入して頂いたユーザー様には、包材の大切さを理解していただく為に、鮮度保持試験の蓄積したデータをお見せしています。そこでオーラパックを使用することのメリットをご紹介しご利用頂いているのですが、オーラパックを利用された方からのリピート率は高いです。最近は、オリジナル袋を作成されるお客様も増えてきています。こちらが思い描いているイメージをベルグリーンワイズ社の営業担当の方が上手くヒアリングしてくれて、デザイン化してくれるのでとても心強いです。
当社のお客様は農業やカフェを経営されている方など様々です。色々な方のシーンに応じて継続的なサポートができる体制を整えていきたいです。
栽培のフォロー、栽培試験、どのくらいの量の野菜が収穫できるのか、経営していくにあたっての広報的な支援など私たちが農場で経験したノウハウは全ての購入者様に情報提供を行います。お客様には良い商品を作って、良い状態で販売をしていただきたいので積極的に継続的なサポートを行っていきます。