この会社を立ち上げる前は、個人で農家を経営しており、その時知り合いの農家さんにオーラパックを紹介されました。最初はどれくらい効果があるのか半信半疑でしたが、まず試してみようと思い、一般のボードン袋とオーラパックとで常温環境の中、シーズン中に保管して鮮度の違いを比べてみたら、全く違うことに驚きました。一般的な袋だと干からびてしまうのに、オーラパックは見た目が変わらないまま、新鮮な状態を保てており、日持ちしていたため導入しようと決めました。
お客様情報:株式会社オルス京丹波 様
京都府にある京丹波の黒豆農家様3名で法人を立ち上げられ、丹波の黒枝豆を栽培されています。
年間出荷量は約2000㎏で、主に関東のスーパーマーケットや観光協会、直売所に出荷されています。
個人で対応するには限界を超えるような大量注文をいただいた際に、その日その日に合わせて収穫したり、出荷するのはどうしても難しい現状がありました。しかし、オーラパックで包装することで鮮度が長持ちするので、先に収穫を終えても出荷日を調整できるため、作業の融通が利くようになりました。
また、オーラパックに入れると日持ちするので過剰な生産も防げますし、収穫してからの廃棄量も減っているなと実感しています。北海道から沖縄まで全国の遠い地域まで商品を発送することもあるのですが、オーラパックで包装すれば安心して出荷できます。
京丹波の黒枝豆は約1ケ月の間に味の変化があります。10月前半から出始め、その頃は香りが強く、10月中旬より旨味が出てきます。その後、黒豆になり旨味から甘みへと変化していきます。一般的な緑豆とは一味違いますので、お客様にはそれぞれ変化していくおいしさを味わっていただきたいと思っています。また、黒枝豆の栽培には生育環境が重要になり、京丹波地域の土壌は弊社商品を栽培するにあたって大変適した環境です。
京丹波の黒枝豆の良さをもっと皆さんに知っていただくためにメディアへのアプローチや、ふるさと納税の返礼品として出品することも考えています。また、京丹波地区の黒枝豆のブランド力、価値も上げていき、多くのお客様に食べていただきたいです。
そして今年から「株式会社オルス京丹波」として3名で法人を立ち上げました。従来は大量にご注文をいただいても1人ではまかないきれない時もありましたが今後は販売量を増やし、多くのお客様に黒枝豆をお届けしたいです。個人だと限られてしまう部分がありましたが、会社を通して出荷することでみんなで京丹波地区の黒枝豆を盛り上げていきたいと考えています。