柿が市場に多く出回る時期と出荷時期をずらし、1個当たりの販売単価を上げたいと考えていました。出荷時期を調整しても鮮度の良い「沢田の富有柿」を個包装で販売したいという思いがあり、鮮度が保持できる柿専用の個包装対応の袋がないかネット検索していたところオーラパックを見つけ、試してみようと思いました。
オーラパックを導入されたきっかけについてお聞かせください
オーラパック導入後の効果についてお聞かせください
オーラパックに包装して箱詰めしたものと、柿単体で箱詰めしたもので鮮度保持比較試験をしたところ、オーラパックで包装している方は、1ヶ月以上経過しても柿の軟化が見られず鮮度の良いハリのある状態を保っていました。収穫してから日数が経過しても、保存状態が良く、出荷調整ができるので販売価値が上がると考えています。
袋のデザインについてお聞かせください
初めは無地のオーラパックを使用していました。しかし、売場で差別化が図りたいと思い、オリジナル印刷を入れたパッケージを製作することにしました。「沢田の富有柿」は岡山県の甘柿です。そのため岡山県にゆかりのあるイラストレーターの方にデザインを依頼しました。
森の仲間が沢山いて、柿を楽しんで食べている様子を表現してもらい、楽し気なパッケージになったと思います。この可愛いデザインを入れたことで誰もが目を惹く特別な商品になったと感じています。
今後の展開についてお聞かせください
「沢田の富有柿」は100年以上歴史のある柿なので後世まで残していきたいと考えています。近年、ご高齢化などの影響により、柿農家様も減少傾向にあるため、柿畑の耕作放棄地が広がりつつあります。弊社も3年ほど放棄されていた耕作放棄地など譲り受けて管理をしています。これからも日本の柿農業に関して貢献できる商品を販売し続けていきたいです。