初めは一般のボードン袋を使用していましたが、すぐに変色してしまうので困っていました。ある時、種菌メーカー様に相談したら「オーラパックがおすすめですよ」と教えてただきサンプルをいただいたのがきっかけです。
実際に、普段使用していたボードン袋とオーラパックとで常温の環境下で鮮度保持比較試験を行った結果、明らかに変色が抑制され困っていた鮮度問題を解決できたので導入を決めました。
お客様情報:徳田椎茸園 様
静岡県熱海市にある原木しいたけ生産者様。肉厚で香りが良いのが特徴です。
年間20tほどの原木しいたけを生産されており、主な出荷先はスーパーや商業施設、自社で運営されている直売所。また、旅館や飲食店のお料理などにも原木しいたけが採用されています。
【Instagram】徳田椎茸園 様
しいたけを出荷した際に、売れ残る場合がありますが、オーラパックで包装すると常温環境でも3日ほど鮮度が保たれます。そのため、以前のボードン袋と比較すると、販売する時のロス率も減少しました。こだわって栽培している原木しいたけの品質の良さを保つにはオーラパックは欠かせません。鮮度問題も解決され、購入してくださるお客様からも「いつも新鮮でおいしい」と好評です。資材の価格より商品価値が上がるため今後もずっと使用していきたいです。
出荷量は多いとき1日で600パックほどあります。元々オーラパックの規格品にラベルを貼っていましたが、100枚ラベルを貼るだけでも20分ほどかかったり、作業する人によってラベルの貼る位置がずれるなどの課題がありました。それに加え、スーパー様に出荷した際にも価格のラベル貼り作業が出てくるので、包装作業するだけでもとても時間がかかっていました。今回、オリジナル印刷を入れた袋を採用したことでその手間が省け、作業効率も格段に上がりました。また、ラベルを貼っていた時と比較するとコストメリットも感じています。
袋のデザインもベルグリーンワイズ社の営業担当が、詳細に要望をヒアリングして形にしてくれたのでとても安心して商品化を進めることが出来ました。当社の要望を聞くだけではなく、袋にQRコードを印刷してSNSへの流入増加や認知度アップを見込めるなど、「徳田椎茸園」としての企業価値を高める提案をしてくれました。実際に、袋にQRコードを印刷してから、SNSのフォロワーも増え、お店にしいたけを求めに来てくれる方も増えています。
2022年に高台から相模灘や伊豆半島の絶景が楽しめる展望台を設けました。後ろには原木が並ぶほだ場が広がり、気軽に原木しいたけの木をご覧いただくことができます。静岡県熱海市という地域で原木しいたけを栽培しているのは当社だけで、現在46年目になります。原木しいたけ屋としての土台は、祖父の時代から築かれているため、今後はもっと身近に皆様に楽しんでいただける観光農園を作り上げていき、100周年を迎えられる農園にしていきます。