ピーマンは温度変化に弱く、追熟により赤く変色します。少しでも緑色の状態を長く保ちたかったため、鮮度保持袋の導入を決めました。特に昨今は暑い時期が連日のように続いて、空気口のある箱などで対策はしていましたが、商品に直接触れる包装資材にもオーラパックを使用することが一番有効だと考えました。そして実際に鮮度比較試験を行い、効果を実感したため導入に至りました。
お客様情報:株式会社サン・グリーン出荷組合 様
生鮮野菜・果実の集荷・販売から、契約生産者様の農作物を選別・販売、自社農園の生産を行われています。宮崎県と大分県で自社農場を運営されており、こだわりの栽培方法で苺・ピーマンを通年通して栽培されています。
主な出荷先は、関西圏の生協様、大規模な倉庫型量販店様、コンビニエンスストアなどです。
特に気温が高くなる春先に課題だった不良率が、導入前と比較すると約半減し、厳しい検品基準を持つ取引先様でのクレームもかなり解消されました。
また、ベルグリーンワイズ社が実施している「STOPフードロス活動」に賛同し、袋デザインに「STOPフードロス」のロゴマークを採用しています。包材を変更したことで生協様やスーパーマーケットなどの顧客様より高評価を受け、取引先が関西の5生協にまで拡大するなど販路拡大にも繋がっています。
日照時間が長い宮崎県で太陽の恵みを受けた高品質なピーマンを通年栽培しています。「子供でも生でも食べられるピーマン」を目指し、苦みが少なく食べやすいサイズで収穫することにこだわっています。さらに、徹底したコールドチェーン配送により、ピーマンの鮮度を守りながら年間約500トンほど出荷しています。約30組の生産者様と連携しながら、品質の向上と安定した供給に力を注いでいます。
宮崎の豊かな自然環境とノウハウを活かし、消費者に安心・安全な青果物をお届けしています。
当社では、今後の事業拡大を見据え、九州エリアでの物流体制の強化を視野に入れています。九州は産地がばらけているため福岡を拠点とした物流ネットワークの構築により、ピーマンをはじめとする青果物の効率的な集約や出荷が可能になることを目指しています。
また、九州エリアの幅広い顧客ニーズに応えるための取り組みを進めていき、お客様が求める商品を提供し続けていきたいです。