アスパラガスの鮮度保持と資材コストの両面を改善できる方法を探していたことがきっかけです。
私たちは北海道苫小牧市の市場仲卸として、道内外に北海道産の青果物を出荷しています。従来は「発泡スチロール+氷」でアスパラガスを出荷していましたが、夏場のカビや鮮度劣化、資材費の高騰が課題でした。そこで昨年、鮮度保持効果が高いと聞いていた「オーラパック大袋」を試験導入し、名古屋のラボや現地での比較試験で効果を確認し、発泡スチロール+氷に比べ資材コストが約1/3に抑えられる点も大きな決め手となりました。
「袋+段ボール」の形態は物流効率も良く、取引先からも好評です。現在はアスパラガスに加え、とうもろこしの一部にも使用しています。

お客様情報:株式会社コ・ジャスナ 様
北海道苫小牧市の公設地方卸売市場に本社を構える仲卸業者様です。
北海道産を中心とした農水畜産物を全国の取引先へお届け、栽培方法や味にこだわった高品質な青果物の選定・流通されています。
【HP】:株式会社コ・ジャスナ 様

鮮度が安定して維持されるようになったことです。1週間の出荷ローテーションの中で、規格が同じであれば前週に残った分を翌週にも使えるようになり、これまでロスになっていた部分がかなり削減されました。また、従来の「発泡スチロール+氷」の形態では、アスパラガスが氷の水分を吸ってしまい、味が落ちるのではないかという懸念がありましたが、オーラパック大袋では余計な水分が入らないため、アスパラガスが本来持つ水分状態を保ったまま流通できています。その結果、品質・風味ともに良好な状態でお届けできていると感じています。
取引先様などからも、品質についてのクレームは特になく、安心して継続的に使っていただいています。今は小ロットの取引先を中心に使っていますが、今後はさらに活用の幅を広げたいと考えています。

当社は、北海道苫小牧市公設地方卸売市場に本社を構え、北海道産を中心とした農水畜産物を全国の取引先へお届けしている仲卸業者です。商品の取り扱いにおいては、栽培方法や味にこだわった青果物を選定し、品質の確かなものだけをお届けすることを大切にしています。また、ただ商品を流通させるだけでなく、生産者の想いやこだわり、産地の背景といった「情報を加えた流通」を心がけています。
そうした情報を伝えることで、取引先の売り場でも商品の価値をより明確に伝えることができると考えています。
さらに、小ロット出荷や加工・パッケージ対応など、取引先のニーズに合わせた柔軟な対応ができる点も当社の強みです。これからも、生産者と消費者をつなぐ役割を果たす仲卸として、信頼される存在であり続けたいと考えています。

現在はアスパラガスやとうもろこしを中心にオーラパック大袋を使用していますが、今後はブロッコリーなど他の青果物への活用も検討しています。特にブロッコリーは現在「発泡スチロール+氷」での出荷が主流ですが、近年ではスーパー様などから「処理の手間を減らしたい」という声もあり、段ボール+袋形態への関心が高まっています。鮮度保持の効果がしっかりと確認できており、コールドチェーンが確保できる流通環境であれば、袋での出荷でも十分に対応できると考えています。また、現在は小ロット中心での取り組みですが、今後は沖縄方面の店舗に向けたテスト出荷など、活用の幅をさらに広げていきたいと考えています。鮮度と作業性の両面で評価いただけるよう、引き続き取り組みを進めていく予定です。

