お客様の手元に届いたときに、できるだけ収穫したままの姿でバラを届けたいと考えていました。以前使っていた袋は水滴がつきやすく、見た目にも影響が出てしまっていたので、何か良い方法はないかと探していたところ、オーラパックを紹介していただきました。実際に使ってみたら、状態がとてもよく保たれたので、導入を決めました。

愛知県西尾市の温室ガラスハウスにて、約40品種170万本の切り花用バラを栽培し販売。より幅広い方にバラを楽しんでいただき、バラの消費量を増やしたいという想いで食用バラ向けに香り高く食用に向いている「Vaguelette」(ヴァグレット)の栽培に注力されています。

導入してから、品質に関するクレームが一度もありません。それが何よりの安心材料です。ヴァグレットの花びらはとても繊細で、水分をかけてしまうと逆にカビの原因になってしまいます。余計なことをしなくても状態を保てるのが、オーラパックの一番良いところです。朝に収穫して、すぐに袋詰めをして出荷していますが、袋を開けたときに「そのままの姿」で届いていることが本当にうれしいです。特に紫の発色がきれいに残る点は、ヴァグレットの魅力をしっかり伝えるために欠かせません。
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「鮮度を守る袋です」と記載されたラベルをすべての商品に貼って出荷しています。とても使いやすくて、貼るだけで商品の価値や品質保持への想いが伝わるので気に入っています。今後も継続して活用していきたいと思っています。

ヴァグレットは、加熱しても香りが飛ばず、花びらの色もくすまずに残る、非常に珍しいバラです。一般的なバラは、食用に加工すると変色したりアクが出たりしますが、ヴァグレットは鮮やかな赤紫色をそのまま保つことができます。香料や添加物は一切使用しておらず、自然な香りと味わいが楽しめます。肉厚で苦みが少なく、バラの華やかな香りが口いっぱいに広がります。ポリフェノールは赤ワインの3倍以上とされ、ノンカフェインで体にもやさしいのが特長です。
フリーズドライやシロップ、ジャムのほか、チョコレートとの相性も良く、有名企業でも採用されています。こうした多彩な加工品への展開ができるのも、ヴァグレットの品質の高さと独自の魅力によるものです。

最終的な目標は、ヴァグレットを使ったお酒をつくることです。少しずつ信頼できる取引先が見つかってきて、ようやく具体的な形に近づいてきたところです。今後も品質にはこだわり続けて、ヴァグレットの魅力をより多くの方に届けられるよう取り組んでいきます。

