当社は京都を拠点に花仲卸業を営み、平成元年から30年以上、京の伝統ある文化と共に花を届けてきました。
生け花や大型ディスプレイに使える枝物・草物を豊富に取り揃え、長年培った知識と経験により、四季折々の高品質な花を提供しています。独自の仕入れルートを持ち、生産者や市場との交流を通じて商品知識を深め、付加価値の高い商品を京都の花屋や消費者に届けています。

お客様情報:有限会社みやこ 様
HP:有限会社みやこ 様

当社では元々プラスチック資材の使用を減らしたいという思いがあり、SDGsの観点から環境に配慮した取り組みを進めたいと考えていました。従来はフィルム資材を使用していましたが、作業性やお客様の取り扱いの面で課題があり、より扱いやすく環境負荷の少ない資材を探していたところ、FPEL_BIO&FRESHに出会いました。植物由来のポリ乳酸(PLA)フィルムで作られており、繰り返し再生可能な資源である点にも共感し、導入を決定しました。導入から2年以上が経過し、当初のフィルムタイプから有孔仕様に改善され、作業性も向上しています。

FPEL_BIO&FRESHを使用することで、保管中の花の鮮度保持に効果を実感しています。導入から2年以上が経過し、当初のフィルムタイプから有孔仕様に改善され、静電気や作業性の課題も解消されました。花業界には個人事業主が多く、環境への意識が高い方は少ない中でも、当社のお客様や市場に向けて、鮮度保持と環境配慮の両立を示すことができる資材として期待しています。
POPなどで環境配慮の取り組みを伝えることで、商品への付加価値としても活用しています。花問屋としては出荷までの期間が短く、鮮度保持効果が売上に直結するわけではありませんが、資材としての価値や会社としての強みを示す手段として非常に有効です。今後も環境に配慮しつつ、花の鮮度保持を支える資材として活用していきたいと考えています。

FAMPを導入したところ、特に菊では葉の張りや水上がりの良さが改善され、カビの発生も大幅に抑えられる効果を実感しています。現在は主に保管用として使用していますが、将来的には商品として販売する際にも活用していく予定です。
また、FAMPの特徴や効果をお客様に伝えるため、独自にPOPを作成して情報発信しています。資材の良さを知っていただくことで、鮮度保持だけでなく、花を扱うプロとしての配慮や環境への意識も伝えられると考えています。こうした取り組みを通して、少しずつ理解してもらえる機会が増えていけばと思っています。

当社では、長年取引のあるお客様の高齢化や後継者不足など、花業界の変化に対応しながら事業を進めています。既にネット販売も行っており、従来の京都の花屋向けだけでなく、より幅広い市場に向けた販売方法も模索しています。鮮度保持資材を活用することで、発送や商品管理における強みを活かしつつ、環境配慮の取り組みもPRしていきたいと考えています。
将来的には、資材の活用による会社としての強みを最大限に活かしながら、花の品質と持続可能性を両立させ、「花のある暮らし」の価値をより多くの人々に届けていきたいと思います。また、プラスチック使用を減らす「プラをゼロ」を目標に、自然環境への配慮も一層推進していきます。
