以前は他社の鮮度保持袋を使用していました。
パック詰めした「だだちゃ豆」を出荷時間まで冷蔵庫に入れますが、そこで他社品とオーラパックを同時に冷蔵庫から出して観察したところ、オーラパックの方が袋の曇りがなく、水滴が少なかったです。商品の中身が見えやすいという事も重要ですので、オーラパックの採用を決めました。
また、2年前から採用している、「すぐ食べレンジ」に関しては、当初レンジ対応パッケージという目新しさで「こういうのもあるの?」と手に取ってもらい、注目度や関心度を上げたい、という目的で導入しました。今年で3年目となりますが、販売数も好調で、成功したという実感をもっています。
あぐりクロサカ 黒坂伸悦様
山形県鶴岡市で、枝豆の最高峰「だだちゃ豆」を栽培している大規模生産農家様です。
10年前まで電気関連企業のサラリーマンという経歴をもつ黒坂様は、土壌分析による最適化や、種まきから収穫までの計画生産など、企業勤めで培われた生産管理術を、だだちゃ豆の栽培にも活かされています。商品は、全国各地のスーパーや地元のお土産店に加え、東京銀座の山形県のアンテナショップや、ゆうパックのお中元向け贈答品にも採用されています。
ゆうパックのお中元用贈答品で採用されていますが、発送元の関係でこちらに時折返送されてくることがあります。収穫から1週間以上経過して戻ってきた商品を食べてみたところ、まだ美味しさを保っていました。これも、オーラパックの鮮度保持効果のおかげだと感じています。
また、レンジ対応パッケージについては、お客様のリピーター率がとても高いです。ゆうパックのお中元向け商品は、販売2年目で、販売数が初年度と比べて倍増しました。3年目の今年も順調に販売数を伸ばしています。中には、レンジ商品指定で、お1人で5kgご注文いただいたお客様もいらっしゃいました。手軽に食べられるので、知り合いの方に配ると喜ばれます、との声もいただいています。
「だだちゃ豆」の美味しさの作り上げるために重要な要素が、土づくりにあります。
過去に、所有する4.5ヘクタールの畑の水分量などの調査を山形県の研究機関に依頼し、何年もかけ土質を分析しました。試行錯誤を重ねて、場所によって堆肥や肥料の内容を変え、土壌条件の最適化を図っています。
また、品種ごとに十数回にわけて種まきを行うことで、収穫時期をずらし、最高の時期に収穫したものだけを出荷できるように管理しています。こういった取り組みが評価され、山形セレクションやエコファーマーの認定も取得しています。