以前は、業務用に商品を卸していましたが、昨年から小売り向けのにんじんを出荷し始めました。
もともと無地の袋を使っていましたが、有機JASの安全で美味しい野菜を鮮度を保ったままお客様にお届けし、有機にんじんへのこだわりを消費者へ伝えるため、また袋のデザインで差別化を図るため、オリジナルデザインの袋を作ることにしました。
インターネットで調べていたところ、ベルグリーンワイズ社のページを見つけ、オリジナルデザインに加え、品質の保てる鮮度保持袋「オーラパック」を知り、導入することにしました。実際に現場で鮮度テストを行い、効果も実感しております。オリジナルデザインを作成する際には、ベルグリーンワイズ社の担当者とやりとりを頻繁に行い、求めていたサイズとデザインで作り上げることができました。
現在、東北南部から関東北部にある、スーパー約30店舗の地場野菜コーナーなどへ出荷しています。
有限会社 旬彩ファーム様(人参、白菜、玉ねぎなど)
関東に近く、東北では比較的温暖な地域にあり、また、東北特有の寒暖の差を活かし、うまみのある人参や白菜など、多品目の野菜を生産されています。すべて有機JASを取得しており、
主に、にんじん、タマネギ、白菜、オカヒジキを栽培しています。にんじんは、11~3月が収穫時期で、冬場はにんじんが雪にかぶっているため、収穫が大変なこともあります。有機栽培の為、化学肥料・農薬を一切使っていません。すべて手作業で行っています。
兄弟及びその息子、娘たち全員のファミリーで取り組んでおり、東北の良さを活かし、主に路地野菜を栽培している有限会社旬彩ファーム、東京近郊の立地条件及び、おかひじき栽培に適した気候風土の千葉県の海外沿いでの施設園芸を担っている有限会社寺島農場があり、いずれも有機JASを取得しています。また、山形の気候風土を活かした、高原野菜及び採種場を持つ有限会社徳醸舎があります。
農場のこだわりの一つは土壌です。
健康な野菜をお届けするため、ミネラル、菌叢(きんそう)のバランスが取れており腐敗していない土壌を作ることを最大の基準としています。質の高い土を維持させるために、土壌を発酵させるなど、工夫をこらし、栄養のある美味しい野菜を継続的に栽培できるよう努めています。以前、畜産もしていたため、動物にも影響の出ない、自然で安定した永続的な農場を目指しています。
日本では、ヨーロッパ等の諸外国と比べ、非常に有機野菜の取り組み及び消費者の認識が遅れています。当たり前のことをさり気なく、お客様にお伝えできるように今後、多品目栽培を行い、裾野を広げていく展開をしていきたいです。
今年は、250品目を栽培する予定でいます。有機JASは最低限の基準であり、その上で美味しさ、安定供給を追求していきます。