香川県で多く栽培されている、なばなは、空気に触れると傷みやすくなる野菜です。当初は、パックに入れて出荷していましたが、通気性が高すぎ、すぐに葉の変色や開花が進んでいました。そのため、パックにラップをかけて出荷するようになりましたが、手間もかかるため、鮮度を保ち作業性も軽減できる包材を探していました。
以前より「オーラパック」は知っていましたが、展示会でベルグリーンワイズ社のブースに立ち寄り、サンプルをいただいたのがきっかけです。
「オーラパック」でテストしたところ、新鮮な状態に保つことができたため、採用に至りました。
讃岐富士農産 様
http://日本農産流通.com/
新鮮で美味しい野菜を通じて、農家と販売店、お客様を結ぶ架け橋を目指します。
始めからオリジナルデザインの「オーラパック」をつくりました。まず、フィルムの厚みを40μm(ミクロン)にして、コシ感を出しました。デザインは、背面黒と白の雲竜柄のデザインで、高級感を出し、全国の消費者に「讃岐富士農産」を知ってもらうため、大きめの自社ロゴを背面に入れました。
「オーラパック」に入れた野菜の多くは、関西大手スーパーの店頭に並んでいます。「オーラパック大袋」は、飲食系業者に出荷時する際に使用しています。
「オーラパック」の袋を使うことで、鮮度保持ができるのに加え、出荷先や消費者に野菜の価値の高さを知ってもらうことにつながっています。
さらに、ベルグリーンワイズ社が取り組む、STOPフードロス活動にも賛同し、「オーラパック大袋」は、提供されたSTOPフードロスラベルを付けて出荷しています。そうすることで、フードロス削減に取り組んでる生産者であることを認知してもらうようになり、客先から良い反響をいただいています。
今後、フードロス削減活動の一環で、スーパーの売り場でのSTOPフードロスイベントにも協力していきたいと考えています。
讃岐富士農産は、生計を立てられる農家を増やしたい、という思いで立ち上げました。
今では、安全でおいしい野菜を作りたい意識の高い若手生産者も増えています。多くの生産者を取りまとめ、定例の講習会にも積極的に参加してもらっています。講習会では、安心安全で売れる野菜を作るために、品目の選定や栽培方法のノウハウ、売り方や資材選びの情報を共有しています。
品質管理は、定期的に生産者が集まって各品目の品質チェックを行っています。また、栽培履歴書(農薬の使用量など)のチェックも徹底し、減農薬農法に努めています。
また、おいしくて栄養価が高い、新しい品目の野菜を香川で作り出すことにも注力しています。今注目している野菜は「ケロッコ」です。ケロッコは、ブロッコリーとケールのかけ合わせで、おいしく、葉酸が豊富に含まれているため、多くの消費者に受け入れてもらえるよう、美味しい食べ方レシピの提案もしています。
讃岐富士農産の野菜をより多くの消費者にお届けするため、売り方の幅を広げていきたいと考えています。「オーラパックすぐ食べレンジ」は、共働きの家庭や野菜不足の若い消費者に新鮮でおいしい野菜を食べてもらうきっかけになると思います。ブロッコリーやケロッコを中心に、お弁当のおかずやおやつ、おつまみで食べてもらえるよう、すぐ食べレンジでの販売もしています。