あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のお引立てを賜わり、厚く御礼申し上げます。
近年、オーラパックに対する問い合わせが、日本国内だけでなく、海外からも多く寄せられるようになりました。
そんなお客様との話で頻繁に耳にするのは、「安心安全、新鮮で美味しい青果物を届けたい」という言葉です。
できれば当たり前のようにそうであって欲しいことなのですが、なかなか簡単にはいきません。
その国の気候や流通の時間など様々な要因で、多くの青果物が捨てられてしまっている現状があります。
青果物は収穫後も生きていますが、根から水や養分の補給ができなくなってしまうため、体内のエネルギーを使いながら生き続けようとします。そのため徐々に本来のみずみずしさや美味しさが損なわれていきます。
新鮮な美味しさを維持することはとても難しいことです。
しかし、少しでもそれに近づけられるような努力をしている会社はたくさんあります。
土づくり、種苗、栽培するための設備、保管する設備、物流、包装、関連する様々な資材、それらを届ける人、小売店の店頭などが一体となって新鮮な美味しさを届けているのではないでしょうか。
私たちは、包装という側面から「青果物の新鮮な美味しさを届ける」ことを探求しています。
一連の中では小さな部分かもしれません。
それでもその大きな流れの中の一部を担えていることは、とても意義のあることだと考えています。
開発拠点の「未来創造Lab」をベースに、鮮度保持に関する様々な知識と知見をますます蓄積し、新たな商品を開発してお客様に提供すること。
それはきっと、新鮮で美味しい野菜や果物が、人々の豊かで楽しく幸せな食の時間を彩ることにつながっているのだと思います。
「鮮度保持で豊かで楽しく幸せな食の時間に貢献すること」
これを会社の使命であると捉え、同じような志を持つ多くの方々と協力してチャレンジしていくことこそ、皆様のお役に立つことに繋がると信じています。
本年も皆様のご繁栄の一助となるべく、自由に発想し挑戦できる風土をベースとした「鮮度保持企業」として、研鑽・啓発に励んで参ります。
引き続きご指導、ご鞭撻の程、何卒よろしく御願い申し上げます。
代表取締役 CEO 野嵜 健