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2024年問題の背景は、トラック運転手の労働時間が大幅に制約されることになり、
年間の拘束時間上限が、原則現行より216時間短くなります。
働き方改革関連法が法改正され、2024年4月1日から適用されます。
違反した場合は、「6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金」の刑事罰が科されます。
この法改正により、物流の輸送能力が不足し、荷物が運べなくなる事態が発生する可能性があります。
しかし、現在の食品流通のモード別輸送形態のうち、97%以上がトラック輸送という現実があります。
出典︓国⼟交通省「貨物地域流動調査・旅客地域流動調査(H29年度)」
「航空貨物動態調査(H30年度)」JR貨物「2018(平成30)年度 輸送実績」
※各種統計における農⽔産品及び⾷料⼯業品の合計値を基に農林⽔産省にて推計したものであり、実数とは異なる場合がある。
現状、拘束時間(年間) 原則3,300時間を超える労働時間の割合は業界全体で20%を超えており、
農産・水産品出荷団体では36%以上に上ります。
※厚生労働省「令和3年度 トラック運転者の労働時間等に関わる実態調査事業報告書」P162-166より
これを受けて物流輸送能力の不足により想定される残荷物は、
トラック運転手の労働時間が大幅に制約される事を受け、不足する輸送能力は約14.2%。
運べなくなる荷物は4億トンにも上る予測です。
■地域別■
地域別では、中国・九州地方といった地方エリアに加えて関東・中部・近畿の3大都市圏でも不足する割合が10%を超える見込みです。
■業界別■
業界別では、農産・水産出荷団体の輸送能力不足が最も深刻で3割以上にものぼっています。
青果物輸送は産地からのため長距離輸送が多く、集荷場や卸売市場での荷待ち、荷降ろし時間も長いため負担が大きいと撤退する輸送業者も出てきているのが現状です。
北海道(帯広)からは1300KMで18時間、宮崎県からは1400KMで19時間、長崎県からは1300KMで19時間と膨大な時間がかかります。
農産物を大消費地に輸送することは、トラック運転手の長時間労働によって支えられているのが実態です。
出典︓農林水産省生産局「青果物流通をめぐる現状と取組事例」
・農産物の生産量が天候などに左右されやすい
・品目が多く、ロットが小さい場合もある
・消費地の遠隔地に大産地が存在する
・腐敗や傷が生じやすい
・多種多様な品種がある
・冷蔵等の温度管理が必要である
・流通過程で荷姿が変わる場合もある
・鮮度や味を重視する
・少量を多くの頻度で購入する
・食のニーズが多様化・細分化しており、豊富な品揃えを求める
出典︓農林水産省生産局「青果物流通をめぐる現状と取組事例」
このように豊かな食生活を実現するために、複雑な流通形態に発展したため、物流上の負担が大きいのが課題です。
【1】物流拠点への輸送集約(ストックポイント)による一括大量輸送、効率化
物流の効率化(大量一括輸送)のためのストックポイントへの集約が進む見込みです。
そのため、ストックポイントでの保管期間延長、輸送リードタイムの延長が考えられます。
【2】鉄道や船舶へのモーダルシフト
青果物を船舶や鉄道輸送に切り替えた際の課題は以下のようなことが挙げられています。
・食品の鮮度保持
・コールドチェーンの確立
・販売日を延長するために、納品時間の見直し
※モーダルシフトとは、船舶や小型鉄道といった輸送手段に切り替えることで、
トラック輸送に比べ、少ない人手で大量一括輸送が可能になる一方で、流通リードタイムが長くなる傾向があります。
これらの課題を受けて、以下のようなことが求められます。
・鮮度保持による食品のロングライフ化
・品質維持
・販売期間の延長
【3】折りたたみコンテナ、鉄コンテナの活用
労働時間を短縮するために改善すべき一つが、輸送荷物の積み込みや荷下ろし、倉庫への入庫・出庫にかかる時間です。
コンテナ容器を活用した出荷なら、梱包作業や積み下ろし作業の短縮につながり、
かつ使いまわせるので、資材費の削減にもつながります。
一方で、コンテナ容器での出荷形態には課題もあり、コンテナを再利用するので、衛生面・鮮度面での不安感があります。
これらを踏まえると…
\鮮度保持による品質維持、販売期間の延長の重要性が高まります/
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